安心・安全な養殖魚生産技術開発事業-Ⅵ (カンパチの低濃度海水への対応能力の確認と体表寄生虫〈ハダムシ〉の駆除技術開発) 村瀬拓也・平江多績・前野幸二・新町静夫 目 的 消費者の食への関心は急激に高まっており,養殖業ではより安全・安心な養殖魚を生産すべく各般の取り3)寄生虫発生漁場の環境条件調査 ハダムシの発生する環境条件 を把握するため、敦賀市手、美浜 町丹生、小浜市阿納および高浜町 日引(図1)の各養殖場で最高水 温期と最低水温期に水温、塩分、 溶存酸素量、pHの水質調査および 底質の硫化物調査を実施しハダムシの一種であるNeobenedenia girellae(以下, 本虫)は海面養殖で最も問題となっている寄生虫の一つ である。本虫は宿主特異性が低く,西日本の養殖場を中 心に1990年代より被害が拡大している(Ogawa et al, 1995;
雑誌 定期購読の予約はfujisan 雑誌内検索 寄生虫 がマリンアクアリストの年03月19日発売号で見つかりました